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当社の投資先「JAPAN ALLOCATION FUND SPC,Segregated Portfolio B」2021年年次レポートについて

   当社が投資しておりますJAPAN ALLOCATION FUND SPC,Segregated Portfolio B(以下「当ファンド」という)より本年2月9日にANNUAL INVESTMENT REPORT 2021を受領し、現在の投資案件について報告を受けましたので、概要につきまして下記のとおりお知らせいたします。なお、当該運用報告書は将来の運用成績を保証するものではありません。 1.当ファンドのパフォーマンス  2021年の年間リターンは+596.6パーセントでした。 投資ポートフォリオ 2.2021年の当ファンドによる投資案件  2021年12月31日現在、当ファンドは以下の4件に投資しています。なお、(1)~(3)の企業概要は、過去のリポートに掲載しております。2021年2月26日、2021年6月26日のリポートをそれぞれご参照ください。
  1. 株式会社GVE  当ファンドは同社の約4%に相当するクラスA株式を取得しておりました。昨年5月、当ファンドが保有する保有株式の約2%つまり全体の0.08パーセントを評価額の約100%上回る利益で売却することができました。この取引は、前回のシリーズC評価額での投資を希望していた小規模な第三者投資家との間で取り決められました。この取引は、これまでにファンドが達成した堅調な利益を説明するものです。  ただし、①GVE社が収益前であること、②資金調達シリーズCのGVE社の評価総額に対する割合が低いことなどの理由で、本売却により全体の保有全株式の評価を引き上げる判断はしておりません。  当ファンドとしては、この株式を非常に楽しみにしており、長期的にはファンドのパフォーマンスの大きな原動力になると信じております。またこのエキサイティングな日本の新興テクノロジー企業の初期段階の投資家であることを非常に誇りに思っています。
  1. FTAC Olympic Sponsor LLC  当ファンドは、米国のSPAC(Special Purpose Acquisition Company)のスポンサー企業の1.15%を取得しています。  昨年7月にPayoneer(PAYO.NQ)の普通株を受け取り、直ちにこれを1株当たり10.0ドルで市場で売却しました。当ファンドは、この投資のために借り入れたローンを売却代金で返済しました。現在は、ロックアップ規定の対象となるPayoneer社の株式を引き続き保有しています。これらの株式は毎月時価評価されます。  最近の株価の低迷にもかかわらず、この投資は当ファンドにとって非常に良いものでした。
  1. ローンチパッドLW1  当ファンドは当初、2021年1月にSPACのスポンサー企業(出資比率4.81%)に250,750ドルの投資を行いました。このスポンサー企業は、世界的なライフサイエンス・トランザクション・ファームであるLocust Walk Partnersの関連会社です。  eFFECTOR Therapeutics, Inc.(eFFECTOR)は、がん治療の選択的翻訳調節阻害剤(STRI)開発に注力しているバイオ医薬品企業です。Locust Walk Acquisition Corp.(NASDAQ: LWAC)は米国のSPACで、昨年8月にはeFFECTOR Therapeutics, Inc.との経営統合を完了しました。  その結果、現在、当ファンドは以下のeFFECTOR Therapeutics, Inc.(EFTR.NQ)の普通株式と新株予約権を保有しています。これらの有価証券はロックアップ条項が付されており、毎月時価評価されています。株価は非常に変動が激しい状態です。
  1. MiRaX セラピューティクス  当ファンドは、昨年3月に日本のバイオベンチャー企業MiRaX Therapeutics K.K.に2,000万円の投資を行いました。 同社は非常にアーリーステージのスタートアップ企業で、エンジェルやシード投資家から約1億円の資金を調達しています。これは長期的な投資であり、しばらくは評価額が変わらないと考えています。
資本金の償還  当ファンドの投資マネージャーは、この資金の一部を投資家に返還することを取締役会に提案し、取締役会は、本年1月31日時点の投資家の残高の20%である30,812,918円を償還することを決議しました。  この資本償還は、2月中に実行されます。

以上