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当社の投資先「JAPAN ALLOCATION FUND SPC,Segregated Portfolio B」2021年中間レポートについて

当社が投資しておりますJAPAN ALLOCATION FUND SPC,Segregated Portfolio B(以下「Portfolio B」という)よりSEMI ANNUAL INVESTMENT REPORT 2021を受領し、現在の投資案件について報告を受けましたので、概要につきまして下記のとおりお知らせいたします。なお、当該運用報告書は将来の運用成績を保証するものでありません。

1.Portfolio Bのパフォーマンス  本年6月末の年間リターンは+136.47パーセントでした。 2.2021年上半期のPortfolio Bによる投資案件  本年6月30日現在、Portfolio Bは以下の4件に投資しています。なお、(1)~(3)の企業概要は本年2月26日付「当社の投資先『JAPAN ALLOCATION FUND SPC. Segragated Portfolio B』年度リポートについて 1.2020年末迄のPortfolio Bによる投資案件」 をご参照ください。 (1) GVE株式会社(GVE Ltd. 以下GVE社)  Portfolio B は同社の約4パーセントに相当する種類株式を購入しておりました。そのうち、保有株式の2%を評価額の100パーセントを上回る利益で売却できました。これはGVE社が行った直前の資金調達シリーズCでの評価額と同じです。  ただし、①GVE社が収益前であること、②資金調達シリーズCのGVE社の評価総額に対する割合が低いことなどの理由で、本売却により全体の保有全株式の評価を引き上げる判断はしておりません。 (2)FTAC Olympic Sponsor LLC  Portfolio Bは、米国のSPAC(Special Purpose Acquisition Company)のスポンサーのLLC持分を保有しています。これは、スポンサー企業の1.15%に相当します。  本年6月25日、Portfolio Bは、FTAC Olympus Acquisition CorpがPayoneerとの企業結合を成功させたことを通知する書簡を受け取りました。同書簡により、当ファンドは以下の証券を間接的に所有することになりました。証券市場の登録が終了するのは、本年第3四半期を想定し、市場における評価が期待されます。また同じタイミングでPortfolio Bは持分を自己の証券口座に得ることとなります。 (3) アメリカの特別買収目的会社(SPAC)Locust Walk Acquisition Corp.(NASDAQ: LWAC)のスポンサー企業  Locust Walk Acquisition Corp.(NASDAQ: LWAC)は、5月にeFFECTOR Therapeutics, Inc.(eFFECTOR)との間で、正式な合併契約を締結したことを発表しました。eFFECTOR Therapeutics, Inc.(eFFECTOR)は、がん治療のための選択的翻訳調節阻害剤Selective Translation Regulation Inhibitors (STRI)の開発に注力しているバイオ医薬品企業です。2021年第3四半期に予定されている取引の完了後、統合会社の社名はeFFECTOR Therapeutics, Inc.となり、社長兼CEOのSteve Worland博士が指揮を執ります。統合会社の普通株式は、Nasdaq Capital Marketに上場される予定です。 (4)MiRaX セラピューティクス  Portfolio Bは、2021年3月にMiRaX Therapeutics株式会社という日本のバイオベンチャー企業に2,000万円の投資を行いました。同社は、独自の技術でマイクロRNA(miRNA)の発現レベルをコントロールすることで、現在、難病に苦しむ患者さんに新たな治療法を提供することを目指します。miRNAの発現異常は、炎症性疾患やがんを含む多くの複雑な多因子疾患の重要な要因となっています。同社のDPBファミリータンパク質阻害剤とSuper S-TuD/S-TuD技術プラットフォームは、様々ながんや慢性炎症疾患に対するクラス最高の革新的医薬品の開発につながると確信しています。  同社は非常にアーリーステージのスタートアップ企業で、エンジェルやシード投資家から約1億円を調達しています。2021年後半から2022年前半に追加資金を調達する予定です。

以上